ジョブ型、成果主義。
大企業やスタートアップが「原則在宅」などに移行しつつありますが、時間主義の脱却から、「ジョブ型」「成果主義」は自然な流れかもしれません。しかし果たして根付くのか? 日本的な私の職場を見ながら考えたメモです。
よくある日本型企業(もとい、私の所属企業)の特徴を書き出してみます。
- 通年一括採用
- 長期雇用を前提
- ジョブローテーション
- 管理・監視したがる
- 目標管理システムの評価基準があいまい
- 評価プロセスがオープンでない
- 飲みニュケーション
- 根回し、人間関係、人脈
メンバーシップ型からのシフトが生まれる
日本型企業は「メンバーシップ型」と言われます。
メンバーシップ型の多くは、「人に仕事を割り当てる」やり方です。稼働率、業務量などという表現はもしかすると日本独自のものかもしれません。
一方、(対義語ではありませんが)「ジョブ型」は職務定義書(ジョブスクリプション)に対して人が応募するので、「仕事に人を割り当てる」方式です。
アメリカなどは「ジョブ型」が根付いていて、長期雇用などの概念が基本的に薄く、成果主義が馴染みやすい文化なのだそうです。(アメリカ文化と働いたことがないので実感はなし。受け売りです)
意識しなくてもこれは私たちの文化であり、意識しなくても「常識」のように感じているものです。ジョブ型や成果主義がおいそれと馴染むものでしょうか。
一方で、いままで導入しても失敗に終わってきた成果主義が、いよいよ導入せざるを得ないパラダイムシフトを迎えつつあるのも事実かもしれません。
待ったなし
9月入学制度と同様、導入しようとすればハードルは必ずあるもの。それを規制だ既得権益だなどと回避してきた人たちが再び立ちはだかることでしょう。しかしもう避けては通れない。そんな局面がやってきたのだと思います。
遥か昔の偉い方が、「和をもって貴しとなす」と宣言して以来の日本文化を見つめ直して、ぐろーばる化を本気で推進していくことになるのでしょう。そう感じた朝刊の記事でした。
「文化とは相対的なもの」と教えてくれる良本です。
では、今宵はこれにて。