知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ

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決断力

決断力 (角川oneテーマ21)/羽生 善治
¥720
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第1章 勝機は誰にもある 第2章 直感の七割は正しい

第3章 勝負に生かす「集中力」

第4章 「選ぶ」情報、「捨てる」情報

第5章 才能とは、継続できる情熱である

会議での発言が少ない人がいます。(←私)

考えていることや疑問点は頭にあっても、

「いま発言すると話の腰を折るかな~・・・」とか、

「あとで聞いてもいいかな~・・・」とか、

余計なことを考えてしまい、口ごもってしまったり、(←私)

発言すべき内容がパッと浮かんでこなかったり。(←私)

「でも本当はこうすべき」ということにうすうす気づいては

いるものの、いざというときにそうできないのは、

考え方のフレームワークがしっかりしていないとか、

ここぞというときの「決断力」が不足しているのでは?

という思いから、3年前に出版されたこの本を手にとって

みました。

きっと将棋のことが書いてあるのだろうと思っていましたが、

もちろんメインは将棋ですが、ビジネスやスポーツ、政治

などに例え、「私がこう考えるのは、野球で言えば・・・

のようなものだ」という論述で、どんな人が読んでも

わかりやすく書かれていました。

羽生さんの視野の広さに驚かされます。

いざというときの「決断力」を生むための考え方、

素地の作り方が、端々に書かれています。

将棋は一対一で、棋士個人のその場その場での

決断力が問われる競技。

一戦一戦を勝ち抜くためには、決断力の鍛錬が必要です。

一方で多くのビジネスマン(少なくとも私)は、

いざというときの備えができていないのでは。。

決断力が問われる・モノを言う、あらゆる場面で生かす

ことができる、とても含蓄のある一冊でした。

オススメグッド!

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