第1章 勝機は誰にもある 第2章 直感の七割は正しい
第3章 勝負に生かす「集中力」
第4章 「選ぶ」情報、「捨てる」情報
第5章 才能とは、継続できる情熱である
会議での発言が少ない人がいます。(←私)
考えていることや疑問点は頭にあっても、
「いま発言すると話の腰を折るかな~・・・」とか、
「あとで聞いてもいいかな~・・・」とか、
余計なことを考えてしまい、口ごもってしまったり、(←私)
発言すべき内容がパッと浮かんでこなかったり。(←私)
「でも本当はこうすべき」ということにうすうす気づいては
いるものの、いざというときにそうできないのは、
考え方のフレームワークがしっかりしていないとか、
ここぞというときの「決断力」が不足しているのでは?
という思いから、3年前に出版されたこの本を手にとって
みました。
きっと将棋のことが書いてあるのだろうと思っていましたが、
もちろんメインは将棋ですが、ビジネスやスポーツ、政治
などに例え、「私がこう考えるのは、野球で言えば・・・
のようなものだ」という論述で、どんな人が読んでも
わかりやすく書かれていました。
羽生さんの視野の広さに驚かされます。
いざというときの「決断力」を生むための考え方、
素地の作り方が、端々に書かれています。
将棋は一対一で、棋士個人のその場その場での
決断力が問われる競技。
一戦一戦を勝ち抜くためには、決断力の鍛錬が必要です。
一方で多くのビジネスマン(少なくとも私)は、
いざというときの備えができていないのでは。。
決断力が問われる・モノを言う、あらゆる場面で生かす
ことができる、とても含蓄のある一冊でした。
オススメ