知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ

お城、読書、プロジェクトマネジメント。ユーザ系IT企業 中間管理職のつれづれ

なぜSEになったのか⑤(最終回)

幸いなことにいくつかの会社から、最終面接への案内を

いただくことができて、最終的に3社から内定を

いただいたのです。

第1志望だったA社は、自分の働く姿をイメージ

できませんでした。社内の雰囲気とかを感じられなかった

のです。B・C社は、リクルーターや大学の先輩と

会わせていただいて、一日の仕事の様子や、学生から

社会人になったときの気持ちなど、いろいろ教えて

いただくことができました。

社会人・会社がより身近に感じられたのは確かです。

結局のところ、どの会社に入っても、やりたい仕事ができるか

どうかはわかりません。やりたい仕事に近づけるかどうかは

入社後の自分しだい。

それなら、働きやすそうなところがいい、入社前の不安は少ない

ほうがいいと考えてました。

最終的には、就職活動を始めたときには名前すら知らなかった

C社に入社を決めたのです。

▼当時の日記が残っていました。

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 ついに決断。  A社に電話し、辞退の旨伝えた。特に何も聞かれなかった。

 その後、B社に電話。人事部長と直接話をし、

最終決断の理由を聞かれた。 「考え直してみない?」とか、親しげに誘ってくれて、

断りがたかったが、涙を飲んで。B社がいちばん、

「来てほしい」という気持ちを感じた。

 最終的には、B社でもC社でも、自分のやりたいことは

見つけられると思うし、雰囲気もとてもいいと思う。

待遇面でわずかな差が出る程度だと思う。

 そのわずかな差とは、自己啓発のための制度と、

そのための時間にあると感じた。

 他の事業部やプロジェクトの人たちと積極的に情報の交換をして

自分の身につけ、うまく時間をつくって自己啓発や将来設計の

ために役立てたい。

 「公共性の高いシステム開発に携わりたい」と活動してきた。

しかし、活動しているうち、金融・流通関係のシステムをやってみたいと 思うようになった。外販比率は、B社がいちばん高そうだ。

親会社への依存率が低いということで、B社にも魅力を感じていたが、

最終的には待遇面、福利厚生面ぐらいでしか判断が つかなかったというのが正直なところ。

 入社して、どの分野を専門にシステムに携わるかわからないが、

いずれにしても、固執することなく、他の業務知識も蓄えていきたい。

システム開発にあたっては、常にエンドユーザのことを考えていたい。 仕事以外でもがんばるために、仕事をがんばりたい。

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