知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ

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新入社員のなべさんに思う

佐々木どうよ。です。

 

私のように、年上の部下の扱いに悩む中間管理職は多いと思います。X世代と言われる私たちは、就職氷河期世代でもあり、企業において絶対数が少ない層にあたります。この層が中間管理職になる頃は、年下の部下が少なく、残っているベテランが多いといった状況でしょう。

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「年上の部下」「年下の上司」は古くからあるテーマなので、ここで改めて論ずるものではありませんが、ひとつヒントになりそうなエピソードがありましたので、紹介します。

 

www.businessinsider.jp

 

ここに登場する「なべさん」は、同業種からの転職ではなく、顧客側の業界からやってきた方。「同じ部署にいた年上の同僚が部下になった」などというケースとは異なりますが、 「それまでお互い知らなかった若手とベテランが遭遇する」「立場上は若手の方が上(なべさんはこの場合「新入社員」)」といったシチュエーションは、年上の部下を持つことにも共通する点がありそうです。

 

「ITに弱い」「なぜだか声が大きい」などと言うなべさんの特徴は、私たちの部署にもいる、年上の部下にも当てはまる点があるかもしれません。

なべさんのこれまでの業界経験、営業好きでコミニケーション能力に長けている…。たとえ今の時代から見ると古臭いように見えても、私たちとは違った価値観ややり方を知っているという点で学ぶことがたくさんあるでしょう。

 

「年上の部下には敬意を持って、教えを乞う気持ちで接する」などといったセオリーがありますが、それを自然体で実現しているなべさんのエピソードに心打たれました。ちょっと涙が出るような思いでした。

 

では、今宵はこれにて。

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