もう1ヶ月も前の話になってしまいますが・・・
仕事に対するモチベーションを高め、仕事の質を高めていくためには どのようなアプローチがあるのか。そもそもモチベーションとはどのような 性質のものなのか、を学ぶため、このセミナーに参加しました。
主催は「グローバル・ナレッジ・ネットワーク」。講師の一人である
田中淳子さんは、もともとシステムエンジニアで、SE向け書籍の出版や、
日経コンピュータへの連載で有名な方です。
速効!SEのためのコミュニケーション実践塾 速効!SEのための部下と後輩を育てる20のテクニック はじめての後輩指導―知っておきたい育て方30のルール
今回のセミナーは、田中さんご本人からご案内メールをいただきました。 過去何度かのセミナーには、業務都合などで参加できなかったこともあり、 今回は非常に楽しみにしていました。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「あなたも組織もぐんぐん伸びる!モチベーション・マネジメント術」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆ 基調講演 「外界に出でよ! ~急成長の秘訣は社外志向にあり~」 講師 株式会社JTBモチベーションズ 代表取締役社長 大塚雅樹 氏
◆ 「やる気」分析システムMSQの解説及び活用方法 講師 株式会社JTBモチベーションズ 執行役員 水谷初子 氏
◆ 社員のモチベーションを上げるコミュニケーション・スキル術 講師 グローバルナレッジネットワーク株式会社 田中淳子 氏
◆ ディスカッション & 質疑応答 株式会社JTBモチベーションズ 代表取締役社長 大塚雅樹 氏 グローバルナレッジネットワーク株式会社 田中淳子 氏
▼当日のセミナーのレポート
(グローバル・ナレッジ・ネットワークのサイトです) < http://www.globalknowledge.co.jp/seminar/cases/2008/cs080214.html >
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■1.基調講演 「外界に出でよ! ~急成長の秘訣は社外志向にあり~」
キーワードは「社外志向」。
「社外」といっても本当に違う会社だけを指しているのではなく、
異質な集まりに身をおくことで、「知恵の摩擦をふやす」ことの大切さを
説かれていました。
よく仕事では「メリハリをつける」といいますが、違った環境に移ってみたり、 気分転換してみたり、いつもとは違う人に会ってみたりすることで、 モチベーションの回復をはかっていることが多いと思います。
「社外志向」は、そうした異質な環境(組織・人・自分)との摩擦によって、 成長欲求を高めていくための秘訣だということでした。
スポーツをしていた方は、チーム内の練習だけを繰り返すより、
対外試合や交流戦、出げいこなどを組み合わせていったほうが、
より刺激を受けたり、モチベーションがあがったりした経験がある
かと思います。
このように、意識を「社外」に持っていくことで、モチベーションを向上させる ことができ、そして成長につながっていきます。
普段の仕事を振り返ってみると、 地理的にも孤立しているような部署は、往々にして閉鎖的で、
しかもそれで仕事が成り立ってしまっていることがあります。
他部署や社外との交わりによって、成長欲求を刺激されることを
実感しています。
■2.「やる気」分析システムMSQの解説及び活用方法
本セミナーでは、受講者特典として、MSQ(Motivation of Status Quo)を 受けることができました。
事前課題としてインターネットから質問に答え、自分がどんな方面・分野に 関心をもち、それぞれどれくらい満足しているかを測って、 受験者個人のモチベータ(モチベーションを向上させる要因)を見つける ことができます。
受講結果をいただきましたが、なるほど納得のいく結果でした。
■3.社員のモチベーションを上げるコミュニケーション・スキル術
グローバルナレッジ社のサイトにあるコンテンツのひとつ、 「わくわくヒューマンスキル」に連載されていた内容は、 私の所属する部署で開催している勉強会に、いろいろなヒントを いただきました。
講演の中で「日経情報ストラテジー」1月号が紹介されていました。
「讃え合う文化」が私の部署でなぜ醸成されないのか、 いまひとつはっきりわからなかったのですが、ひとつはお互いが お互いに関心を持ちきれておらず、変化に気づいていないこと、 もうひとつは、セミナー資料に載っていた、「コミュニケーションや モチベーションに関する『共通言語化』」ができていないことだと 気がつきました。
私にできることの一つとして、今回のセミナーの内容を 横展開して、共通言語化を図って、讃え合う文化に近づけて 行こうと思います。
■4.雑記・所感 部内ではお互いのコミュニケーション・理解の不足が 仕事に対する不満を生んでいると感じています。
お互いに讃えあうために関心を持ち、変化に気づくことから チームとしてのモチベーション向上につながると良いと思いました。
そのためにコミュニケーションやモチベーションについて 共通認識を持つ必要があるので、今回のセミナーの内容は 部内にフィードバックしたいと思います。