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「教養」とは何か

さて、「教養」とは何かについて。

 

一般教養、教養がある、教養を身につける、など「教養」の大切さを感じることに違和感はありません。しかし、「教養とは何か」「教養を身につけるとはどういうことか」と問われると答えに窮してしまいます。
普遍的な考え方、のような気もするし、知識とは異なるような気がするし。
(昔流行った曲に「知識と教養と名刺を武器に あなたが支える明日のニッポン」という歌詞があったなぁ)

 

 PRESIDENT 2019.6.3号の特集は、『会話に使える「教養」大全』。
印象に残ったのは、朝日生命保険会長の佐藤美樹さんの記事。「ほぼ未経験の分野で10個の趣味を作ろうと思った」と語っています。興味を持って、ハマってみることだと理解しました。私は趣味と言えるものが少ないのです。興味を持つことは多いのですが、あまり深追いせずにやめてしまう。それだと単にかじっただけで味はわかりません。身につけるためには「噛んで味わう」ことが必要なのでしょう。

 

 一橋大学大学院教授、楠木建さんの記事では、
『「独自の価値基準を持つこと」 これが私の「教養」の定義です』
の一文に衝撃を受けました。やはり、本を読んだだけ、かじっただけでは、「独自の価値基準」を得ることはできないでしょう。

 

アップル創業者のスティーブ・ジョブズ氏は「素晴らしい仕事ができるための唯一の方法は、自分の仕事を愛することです」と言っているそうです。「将来を見据えながら点と点を結ぶということなど、皆さんにはできません。できるのは、振り返りながら点と点を結ぶということだけです。ですから、皆さんは、点と点が将来なんらかの形でつながると信じるしかないのです」という言葉を残しています。

 

いま取り組んでいることが、一朝一夕に自分の血肉になることはありませんが、取り組むこと・ものに真剣に取り組んでいくことが重要なのでしょう。

 

 

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