知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ

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V字回復の経営

V字回復の経営―2年で会社を変えられますか (日経ビジネス人文庫)
¥840
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プロローグ 不振事業をいかに蘇らせるか 第1章 見せかけの再建 第2章 組織の中で何が起きているか 第3章 改革の糸口となるコンセプトを探す 第4章 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか 第5章 熱き心で皆を巻き込む 第6章 愚直かつ執拗に実行する エピローグ 事業変革の成功要因

どうして今まで読まなかったんだろう・・。

と思いながらも、いま自分に必要だからこそ

手にとったのではないか、とも思います。

※この感覚は「レバレッジ・リーディング 」で紹介されていた

 「カラーバス効果」に近いものがあると思います。

しばらく「ブックレビュー」を書いていませんでしたが、

この本に熱中していました。

職場で、○○改善のリーダーをしていますが、

「思いの共有」だとか「プロセスの改善」「仕組み化」など、

いろいろなキーワードが頭に浮かんでは、整理がつかずに

思うように周囲に伝えていけなかったり、うまく周囲を

巻きこんだりできないことに悩んでいます。

内容は、赤字事業部の建て直しを通じて、企業や組織、

社員がどのように変わっていくかを描いたものです。

けれども、「収益の回復」「企業の建て直し」といった分野に

とどまらず、あらゆるシーンで応用がきくエピソードやノウハウが

凝縮されています。

なにか停滞・閉塞に陥っている部署・チームや、

なにかを変えなくてはいけないと思っている個人の思考にも

展開することができます。

そう思うと、個人の思考も、自分自身をマネジメントする

経営者的視点があるんだなぁ、と感じました。

さまざまな立場の人に読んでもらいたいですが、とくに

現場改革に興味をもったタイミングがベストです。超オススメグッド!

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