プロローグ 不振事業をいかに蘇らせるか 第1章 見せかけの再建 第2章 組織の中で何が起きているか 第3章 改革の糸口となるコンセプトを探す 第4章 組織全体を貫くストーリーをどう組み立てるか 第5章 熱き心で皆を巻き込む 第6章 愚直かつ執拗に実行する エピローグ 事業変革の成功要因
どうして今まで読まなかったんだろう・・。
と思いながらも、いま自分に必要だからこそ
手にとったのではないか、とも思います。
※この感覚は「レバレッジ・リーディング 」で紹介されていた
「カラーバス効果」に近いものがあると思います。
しばらく「ブックレビュー」を書いていませんでしたが、
この本に熱中していました。
職場で、○○改善のリーダーをしていますが、
「思いの共有」だとか「プロセスの改善」「仕組み化」など、
いろいろなキーワードが頭に浮かんでは、整理がつかずに
思うように周囲に伝えていけなかったり、うまく周囲を
巻きこんだりできないことに悩んでいます。
内容は、赤字事業部の建て直しを通じて、企業や組織、
社員がどのように変わっていくかを描いたものです。
けれども、「収益の回復」「企業の建て直し」といった分野に
とどまらず、あらゆるシーンで応用がきくエピソードやノウハウが
凝縮されています。
なにか停滞・閉塞に陥っている部署・チームや、
なにかを変えなくてはいけないと思っている個人の思考にも
展開することができます。
そう思うと、個人の思考も、自分自身をマネジメントする
経営者的視点があるんだなぁ、と感じました。
さまざまな立場の人に読んでもらいたいですが、とくに
現場改革に興味をもったタイミングがベストです。超オススメ