知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ

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プロジェクトリカバリのコツとヒント

はじめに

プロジェクトマネージャとして数年を過ごし、それなりの件数のプロジェクトを運営してきました。何かの分野の第一人者ではありませんが、私視点で経験を整理しようと考え、8つの章でまとめてみました。

 

 

「私視点」をもう少し説明します。

私のプロジェクトマネージャ経験の前半は、主に途中参加して最終フェーズまで担当することが中心でした。プロジェクトの立ち上げ、計画フェーズからトータルに関わりたいという思いはありましたが、すぐには機会に結びつきませんでした。しかしその経験のなかで、下降気味のプロジェクトを引き継ぎ、軌道に乗せてクロージングまで導くためのヒントやコツのようなものを身につけてきたと感じています。そこで得られた経験をまとめたのがこれ以降の8つの記事です。

 

私はウォーターフォール型のプロジェクト運営しか経験がないため、どちらかといえば統制型の内容が中心になります。ただ、この経験値が将来に向けての何らかのワクチンのように効いてくる可能性もあると考えれば、アジャイルについてのヒントになるかもしれません。とはいえ、ウォーターフォール型のプロジェクトマネジメント経験が数件でもあれば、同じようなご経験を持つ方もいらっしゃると思いますし、途中参加のプロジェクトを経験されていると、共感していただける部分が多いかもしれません。

 

この記事は、私自身の経験や、書籍からの知見(参考書籍は後述)、上司やお客様からの薫陶をもとに整理したヒント集のようなもので、○○管理はこうすべし、というHow to本ではありません。実践したこと、できなかったこと、やればよかったことをまとめたものです。

 

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