知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ

お城、読書、プロジェクトマネジメント。ユーザ系IT企業 中間管理職のつれづれ

夏休みの自由研究

夏休みの宿題、自由研究。

それが「変わってきている」というニュースが

今朝流れていました。

本屋、コンビニなどで見かけるようになった「自由研究キット」。

大人の科学」のように、研究のためのキットが

一箱にまとまって、お手軽な商品で人気のようです。

ニュースで紹介されていたのは、

お手軽キットを使ってお手軽に自由研究をすませてしまう

ようになった、という内容でした。

時代は変わっていくものですね。

私が小学生のときは、5人ぐらいのグループになり、

テーマを決めて実験道具を手作りし、夏休み中に先生に

学校まで出てきてもらっておしえてもらったり、

模造紙にまとめていったりして、2学期には

発表会を開いた覚えがあります。

ニュースで取材されていた女の子は、

 「自分で考えなくていいから楽」

 「キットだけでうまくいかないと先へ進めないので怖い」

と言っていました。

このニュースは、これを好意的にみているのでしょうか。

それともその逆だったのでしょうか。

私個人としては、好意的にはうつりませんでしたね。

(トシのせい!?)

だんだん、コミュニケーションでもなんでも、自分で考えて

工夫することを忘れて、与えられるもの、答えがわかるもの

だけを選ぶように、しかもそれが当然であるかのように

なってきているのではないでしょうか。

考えることをせず、すぐに相手の答えを求め、意見を言わない。

だんだんそんな大人が増え、そんな子供が増え、

そんな時代になっていくのかもしれません。

残念なことです。

Copyright birdie-chance92 All Rights Reserved.