サイクル・リズムを再構築する
リプランを行い、キックオフを実施すると、プロジェクトの再始動となります。効いている実感、自己効力感向上の素地を作るために、1週間の過ごし方を定義すると良いです。アジャイル開発でも、スプリントの長さは1週間程度とされることが多いのと、大抵の場合、お客様や上長への報告は週次で行われるので、それに合わせる意味でも1週間が妥当かと思います。
朝会や夕会、課題検討会、進捗確認会などのイベントや作業を、前後の関係、議題、出席者なども含めて整理します。朝会や夕会は、日次で開催してくのが良いです。この頻度を下げると、軌道修正の打ち手をタイムリーに打てなくなり、後手に回ってしまいます。
(1週間サイクルの例)
習慣化の21日ルール
ここで決めたサイクルで、まずは3週間継続してください。
その理由として、「習慣化の21日ルール」というものがあります。Maxwell Maltzという方の研究結果ですが、「習慣化(新しい行動が無理なく実行できるようになること)には21日間が必要」だそうです。別の本では、「ルールが定着したかどうか、3日、3週間、3ヶ月の時点におけるチェックが必要」と書かれていたので、3週間=21日間が一つの目安になりそうです。新しいプロジェクトルールは、少なくとも3週間は我慢して継続すると、習慣化ができると言えそうです。