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インフルエンザとモチベーション

新橋ではたらくSEのblog

先日の日経新聞朝刊「春秋」に、インフルエンザに関する記事が 載っていました。いわく、

 

 「新型インフルエンザが上陸した今年の5月ごろ、

  車内を見渡すとそこにマスクをしている乗客が必ず1人はいた。」

 「当時とは比較にならない本格的な流行だというのに、そういう景色を見ない。」

 「恐怖がいったん通り過ぎ、緩んだ気持ちはなかなか 元には戻らない。」

とのこと。

 

確かに、私の職場でも発症者が出たにも関わらず、 マスクをしている人はほとんど

見かけません。 わずかながら、手指消毒用のジェルが置かれたくらい。

一度ほどけてしまった緊張感を取り戻す難しさを 如実に物語っているようです。

 

いっぽう、私のプロジェクトでは。

システム開発の山場を一つ越えて、一息ついたところ。

他ならぬ私の緊張感が一時的にほどけてしまい、 プロジェクトチーム内にも

それがなんとなく伝わってしまった様子。

メリハリは大切ですし、筋肉の「超回復」にもあるように、一時的な弛緩状態から

回復する考え方もあるかもしれません。

 

しかし、なかなか「モチベーション」という気持ちの面の 回復は難しいもの。

リーダーが率先垂範! しようとしても 間違えばメンバーからは

「なに息巻いてんの?」と 反感を買ってしまう可能性もあるかもしれません。

 

とはいえ、行動の変革はリーダーから起こさなければ ならないのも事実。

「これをすればこんないい結果が 待っている」という、建設的なビジョンを改めて

示すことで、「超回復」を狙っていきたいと思います。

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