②内容の構成
(2)文章と図表のバランスは取れているか。
現象を説明するにも、データを中心に説明したいのであれば、
たとえば表形式での説明がわかりやすいでしょうし、
動作そのものを説明したい場合は、文章で説明するよりも、
システムフローなどの図があるほうが、説明される側にとっても
直感的でわかりやすくなります。
文章だけの説明ではなく、箇条書きや簡単な図表をはさむだけで、
格段にわかりやすくなる場合が多いです。
一朝一夕に簡潔な図表を描けるようにななりませんが、
普段から少しずつ練習するとよいでしょう。
→→(3)全体のレイアウトは整理されているか。
→→→レイアウト作りのコツは、
「グループ化」「段落・インデント」「余白」です。
類似した内容をグループ化することで、
重複を排除したり、説明の流れを作りやすくなったりします。
表題のほかに、いくつかの見出しがある場合は、
段落付けをして、インデント(字下げ)をしてみましょう。
この文章も、何段階かのインデントを使っています。
また、全体の読みやすさ(わかりやすさに直結します)は、余白のとり方で大きく変わります。
段落ごとに空白行を挿入したり、図表も周囲に適切な
余白を取ることで、読み手が受ける印象は ぐんと変わってきます。
状況によって「わかりやすい」の尺度も変わってくるので、多くの説明資料などを読んで、
まねてみることが第一歩ではないかと思います(「守破離」の「守」にあたります)。
何かのヒントになりましたでしょうか。
ご意見、ご感想などありましたらぜひお寄せください。