知者は水を樂しみ、仁者は山を樂しむ

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不都合な真実

アル・ゴア, 枝廣 淳子
不都合な真実

多くの人に読んでもらいたい一冊。

二酸化炭素の排出が、地球温暖化にどのように影響しているか。

いま、世界中のあちこちで、どんな環境の変化が起こっているのか。

私たちにできることは。

このブログのサブタイトルのように、真実の一面を表しているのかも

しれませんが、それでも真実の一部を知ることはできると思います。

たとえば、京都議定書にアメリカとオーストラリアが批准していないのは

知っていたのですが、アメリカの各州のレベルでは、独自に批准している

ところもたくさんある、ということは初めて知りました。

日本でもそうですが、政府の取り組みよりも、市民の取り組みや

NPO/NGOの活動のほうが目立っているような気がしますし、

親近感があります。(NPO/NGOはどこでも「良い」活動をしているか

というとそうでもなく、見極めは必要です)

国が、政府がどうこうするのを傍観しているのではなくて、

「私たちの問題」として、できることは何かを考えていかなければ

いけません。

本の最後には、すぐに取り組めるヒントや、環境に関係する

インターネットサイトのURLがたくさん紹介されています。

行動を起こそうとするときのきっかけになると思います。

325ページ、2,940円というボリュームですが、

図表や写真がたくさん載っています。写真を眺めるだけでも

いろいろなことを知ることができます。

ぜひ手元においてください。

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