ゆえあって本社に戻る。
今はお客さんのところで勤務しているが、
異動前は本社で働いていたのだ。
前の上司や先輩たちと久しぶりに会い、
お互いの状況を話し合った。
どちらも特色ある部署でありプロジェクトであるため、
どちらかでしか経験できないようなことがたくさんある。
それなのに、同じ社内なのに、人事交流などはほとんどない。
文化が違いすぎることもあるだろうけれど、
「違う」ことが何をもたらすのかが理解されていないように感じる。
色の3原色があらゆる色を表現できるように、
人や情報や物や金や、ITだったら技術なんかも
交流してこそ広がりをもてるし、もともと持っていた
光ももっと鮮やかに光ることもある。
一方、「組織文化」は、100人を越えると根づき、
100人を下回らない限り、変えることは難しいという。
けれども個々人においては、「違い」に気づくことによって
いろいろな文化のいいところを取り入れることができると思う。
そういう意味で、環境を変えてみることは大切だ。
異動したのは、あまり褒められた理由ではなかったけれど、
環境を変えてみて、初めてわかったことも多い。
当時は転職も考えていたが、同じ社内ですら、
こういう違いに気づかなかったのだから、この選択は
正しかったと思う。
今後の自分のために、たくさんのことをもっと学んでいこうと思う。
「違い」に敏感になれるように。